運動技能、知覚技能及び認知技能に関わり、想起意識を伴わない記憶として、最も適切なものを1つ選べ。
1 .意味記憶
2 .展望記憶
3 .偽りの記憶
4 .手続き記憶
5 .エピソード記憶
正解は 4
記憶に関する用語も混同しやすいですが、具体例と合わせて覚えると理解しやすいです。
選択肢1. 意味記憶
意味記憶は、長期記憶の一つで、物事の意味や知識に関する記憶です。「1日は24時間」「病院は病気を治すところ」といった事が例として挙げられます。
選択肢2. 展望記憶
展望記憶は、先の予定についての記憶の事です。「明日は外食にでかける」「1時間後に電話をかける」といった事が例として挙げられます。
選択肢3. 偽りの記憶
偽りの記憶は、覚えている記憶と、実際に起こった出来事に違いがある事を指します。長期記憶が事後の情報によって、変化する事で起こります。エリザベス・ロフタスによる、当人は経験したと記憶しているが、実際には存在しなかった幼児虐待の研究が有名です。
選択肢4. 手続き記憶
手続き記憶は簡単にいうと、身体の使い方や技能に関する記憶です。多くの場合言語化する事が難しいですが、一度記憶されたものは忘れにくいとされています。自転車の乗り方や、泳ぎ方などがこれに当たります。設問はこの事を言っています。
選択肢5. エピソード記憶
エピソード記憶は長期記憶の一つで、個人の経験に関する記憶です。「去年旅行に行った」「中学生の時、野球部だった」と言った事がこれに当たります。


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