公認心理師の過去問 第6回 (2023年) 午前 問10

2023年

ポジティブ感情の説明として、適切なものを1つ選べ。

   1 .利己的な行動を促進する。

   2 .ネガティブ感情の影響を緩衝しない。

   3 .注意の幅を広め、浅く広い情報処理をもたらす。

   4 .ネガティブ感情と比べて特定の不適応と強く関連する。

   5 .友人の悩みを聴く場面では、積極的に表出する必要がある。

この過去問の解説 (1件)

近年、ネガティブ感情だけでなくポジティブな感情の役割や性質についても研究が進んでいます。

その中でポジティブ感情は注意の幅を広め、浅く広い情報処理をもたらすといわれています。

選択肢1. 利己的な行動を促進する。

不適切です。

選択肢2. ネガティブ感情の影響を緩衝しない。

不適切です。

選択肢3. 注意の幅を広め、浅く広い情報処理をもたらす。

上述のように、適切な選択肢です。

選択肢4. ネガティブ感情と比べて特定の不適応と強く関連する。

不適切です。

ネガティブ感情は例えば「恐れと逃走行動」のように特定の行動と関連するといわれています。

選択肢5. 友人の悩みを聴く場面では、積極的に表出する必要がある。

不適切です。

ストレスフルな状態に陥った際に、ポジティブ感情を持つことは解決の糸口になりえますが、友人の悩みを聞く場面で積極的に表出することは共感の欠如につながる場合もあります。

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