公認心理師の過去問 第6回 (2023年) 午前 問14

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子どもに対する鏡像認知課題を通して把握される心理的特質として、最も適切なものを1つ選べ。

   1 .自己愛

   2 .自己意識

   3 .自己概念

   4 .自己評価

   5 .自伝的記憶

この過去問の解説 (2件)

鏡像認知とは「鏡に写った像が、自分自身である」と認識できる能力の事です。下記4段階を経て発達していくと言われています。

  • 第1段階:生後半年~1歳(鏡像を実在するものとして認識する)
  • 第2段階:1歳ごろ(他人の鏡像について実物ではないことが理解される段階)
  • 第3段階:1歳半ごろ(自己の鏡像を自分自身の分身として遊ぶ段階)
  • 第4段階:2歳以上(自己の鏡像は自分自身ではなく、鏡に映った像だと理解できる段階)

選択肢1. 自己愛

自己愛は自分自身に対する愛の事で、鏡像認知とは無関係です。

選択肢2. 自己意識

自己意識とは、外界から区切られた自分自身に向けられた意識の事を指します。鏡像認知課題で、この発達をみる事ができます。

選択肢3. 自己概念

自己概念とは、自分自身が自己について抱いているイメージの事を指します。鏡像認知課題とは無関係です。

選択肢4. 自己評価

自己評価は、自己概念(自分自身に対して持っているイメージ)に対し、自分がくだしている評価の事を指します。鏡像認知課題とは無関係です。

選択肢5. 自伝的記憶

自伝的記憶は、人が経験した重要なエピソードに関する記憶です。エピソード記憶の一つに当たります。鏡像認知課題とは無関係です。

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