幼児又は児童への司法面接について、最も適切なものを1つ選べ。
1 .開かれた質問を主体にする。
2 .面接の録画や録音は控える。
3 .性別や年齢の異なる複数の面接者で行う。
4 .1回の面接時間を短くし、面接回数を増やす。
5 .面接者が言葉を補いながら児童の話を引き出す。
正解は 1
この過去問の解説 (2件)
幼児・児童に対する司法面接では、①記憶の変遷に注意する ②面接者による誘導を行わない ③幼児・児童の心理的負担を最小限にする といった事が重視されます。
選択肢1. 開かれた質問を主体にする。
司法面接では、開かれた質問で、子供の自由な発言を引き出していく事が求められます。適切な内容です。なお「開かれた質問」は、対象者の自由な発言を引き出す質問で、「はい/いいえ」といった選択肢を引き出す「閉ざされた質問」と対になる質問方法です。
選択肢2. 面接の録画や録音は控える。
面接を繰り返さずにすみ、客観的に検証できるため、録画・録音が推奨されます。
選択肢3. 性別や年齢の異なる複数の面接者で行う。
多数の人に囲まれるという面接構造は、子供への心理的負担が大きいため不適切です。
選択肢4. 1回の面接時間を短くし、面接回数を増やす。
面接は内容が変容しないよう、原則として1回のみ行います。
選択肢5. 面接者が言葉を補いながら児童の話を引き出す。
面接者による誘導にあたるため、不適切です。


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