E. T. Gendlin によって開発されたフォーカシングの概念で、日常生活の中で感じている複雑で曖昧ではあるが、何らかの意味を含んだ身体感覚として、適切なものを1つ選べ。
1 .サルコペニア
2 .ヒポコンドリー
3 .フェルトセンス
4 .アレキシサイミア
5 .ソマティックマーカー
この過去問の解説 (1件)
正解は 3 です。
フォーカシングの概念で、「日常生活の中で感じている複雑で曖昧ではあるが、何らかの意味を含んだ身体感覚」を「フェルトセンス」と呼びます。
他の選択肢の用語についても確認しておきましょう。
選択肢1. サルコペニア
不適切です。
サルコペニアとは、高齢化や疾患などで筋肉が減ってしまい身体機能が低下することです。
選択肢2. ヒポコンドリー
不適切です。
ヒポコンドリーとは、心気神経症とも呼び、自分が病気ではないかと過度に心配することを言います。森田療法においてはこのような神経質的な性格素質をヒポコンドリー性基調と呼んでいます。
選択肢3. フェルトセンス
適切です。
日常生活の中で感じている複雑で曖昧ではあるが、何らかの意味を含んだ身体感覚をフェルトセンスと呼びます。
選択肢4. アレキシサイミア
不適切です。
アレキシサイミアとは、失感情症とも呼び、自分の感情を認知しにくい性格特性のことを指します。
選択肢5. ソマティックマーカー
不適切です。
意思決定をする際に身体的な反応がまるで第六感のように重要なシグナルとして機能するというという仮説をソマティックマーカー仮説と呼びます。


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